ハワイでスマホのネットと電話を使う3つの方法とeSIMのすすめ

ハワイでスマホのネットと電話を使う3つの方法とeSIMのすすめ

今やスマホなしの旅行は考えられません。
日本のスマホをお持ちの方がハワイでインターネットや電話を使う方法を、現地在住・たくさんのハワイ渡航歴がある私たちがご紹介します。

ハワイでのスマホの通信方法の選び方

ハワイでの旅行中は地図を見たり、お店の情報を調べたりとスマホは必須です。
日本のスマホをハワイへ持って行って使うにはハワイで使える通信会社と契約し、設定をしなければいけません。

通信の方法はいくつかあるのですが、初めてのハワイではどれを選べが良いかわからないと思います。
通信方法の選び方を3つご紹介します。

1. 滞在日数や通信容量と料金のバランス

どの通信方法でも、滞在日数が長く、通信容量が多くなれば料金が上がります。
まずはご自身の滞在日数や普段の通信容量を把握することでピッタリのプランが見つかります。

一般的に1-2週間程度の滞在であれば旅行用のプラン、それ以上であれば滞在者用のプランがお得です。
ただし長期滞在者用のプランの契約にはハワイの住所やアメリカの身分証明書が必要な場合があるので、契約の前に必要な書類や情報を確認してくださいね。

また通信容量は日本の通信会社(docomoやau、ソフトバンクなど)のWebサイトなどに記載されています。
1ヶ月にどれくらい使っているかを確認しましょう。
例えば1ヶ月で5GB使っていて、ハワイの滞在が1週間であれば10GB/4週で2.5GB使うだろうといった計算ができます。

ハワイ滞在中の通信プランは3GBあれば大丈夫かなという目安ができますね。

2. 同時に使うデバイスの数

ご家族でハワイ旅行をされるのであれば、スマホやタブレット、パソコンなど複数のデバイスを利用するのではないでしょうか。

常に一緒に行動をするのであればスマホ1台の通信を使えるようにしておいて、テザリングをすれば他のデバイスも通信できます。

しかしご夫婦で別行動をするといった予定がある場合には、それぞれのデバイスで通信ができるようにしておかなければいけません。
すると料金が2倍になってしまいます。

別行動が少しの間だけであれば、ショッピングセンターやカフェなどWiFiが使えるスポットをチェックしておいたり、待ち合わせの場所・時間を決めておくなどの事前準備で通信料金を節約できますよ。

3. 電話・テキストが使えるかどうか

日本では連絡にLINEやEメールを使い、お店の予約にはホットペッパーなどのWebサイトを使うといったことが当たり前ではないでしょうか。

ハワイでは残念ながらそうではありません。
電話やテキスト(SMS)が主流です。

ご家族の間の連絡が日本と同じくLINEで大丈夫ですが、レストランなどとの連絡は電話やテキストがほとんどです。
(残念ながらEメールは無視されることが多々あります…)
コロナ禍以降はネットで予約できるレストランなどが増えましたが、お店からの連絡はテキストで送られてくるといったことが多いです。

電話やテキストが使えるプランを契約するのがおすすめです。
そうするとポケットWiFiには電話・テキストがついていないのでSIMを契約することになります。
多くのSIM契約では電話やテキストの送受信が無料(上限なし)となっています。

ハワイでの通信方法の選び方のポイントはこの3つです。

  1. 滞在日数や通信容量と料金のバランス
  2. 同時に使うデバイスの数
  3. 電話・テキストが使えるかどうか

続いては具体的な通信方法をご紹介します。

方法1:SIMを購入する

ざっくり言ってしまうと「SIM」というものはスマホで通信するために必要なICチップです。
日本でもdocomoやau、ソフトバンクなどと契約するとスマホの中に下の写真のような小さいチップを入れているのではないでしょうか。

一度SIMの設定をしてしまえば今まで日本で使っていたスマホをそのまま使うことができ、しかも持ちものも増えません。

最近では「eSIM」という仕組みが増えてきました。
初めて聞いた方もいるかと思いますので解説しますね。

物理SIMとeSIM

これまで「SIM」と言うと、「SIMカード」と言われるICチップをスマホの中に差し込んでいました。

最近では「eSIM」というデジタルのSIMも出てきています。
すべてインターネットでの契約や設定で完了するため、手元に何も届きませんし残りません。
比較的最近のスマホやタブレットであればeSIMに対応しています。

一例を挙げるとこれらのスマホです。
- iPhone XS以降のiPhone
- Pixel 3a以降の Google Pixel
- Galaxy S20以降のSamsung Galaxy

お使いの機種の名前で調べるとeSIMに対応しているかがわかりますよ。

また「eSIM」が出てきたことで、これまでのようなICチップが入ったカードのことを「物理SIM」と呼ぶようになってきました。

それでは物理SIMとeSIMの契約方法をご説明します。

物理SIMを日本で受け取る

物理SIMはSIMカードを受け取らなければいけません。

ホノルルの空港では物理SIMを販売しているお店はありません。(2024年4月時点)
そのためホノルルで物理SIMを手に入れたいのであれば街中へ移動してからになります。

旅慣れているのであれば移動してからでも良いですが、初めてのハワイ旅行ではちょっと心配ですよね。

そこで物理SIMを日本にいるうちにゲットしておきましょう。
日本にいながらハワイの物理SIMを買うならAmazonが便利。
いくつかの会社が販売しているので、利用日数や容量に応じて選んでみてくださいね。

eSIMをネットで契約・設定する

eSIMはSIMカードがなく、スマホ本体での設定だけで使えるようになります。
ネットで通信会社を探し、案内される設定方法の通りに進めるだけでハワイで使えます。

丁寧な設定方法のマニュアルがついていることが多いので迷わず設定できると思いますよ。

方法2:ポケットWiFiをレンタルする

従来の海外旅行で一番主流だったのがポケットWiFiです。
スマホより一回り小さいサイズの端末を借り、そこから出ているWiFiに接続します。

事前に申し込んでおけば、出発前の日本の空港で受け取れ、返却も到着後の日本の空港でといった便利さがあります。
しかし端末をずっと持っていなければいけなかったり、バッテリーを気にしなければいけなかったりと、ただでさえ荷物が多い子連れ旅行にはあまりおすすめできません。

方法3:日本の通信会社の海外プランを使う

日本で契約している通信会社でハワイなど海外で使えるプランがあります。
しかし多くの場合、とても割高です。

SIMや通信関係の設定をほぼしなくても良いというメリットはありますが、料金がとても高いので現実的ではありません。

これらの通信方法の中でハワイ在住・渡航歴多数の私たちがおすすめするのはeSIMです。

ハワイでの圧倒的おすすめはeSIM

ハワイでスマホを使う方法はいくつかありますが、私たちが100%でおすすめできるのはeSIMです。
eSIMのこれらのメリットが比べものにならないぐらい大きいからです。

  1. 購入・設定がすべてオンラインで完結する
  2. 持ちものが増えない
  3. 何より安い!!

もしあなたのスマホがeSIMに対応しているのであれば迷うことなくeSIMを選んでください。
eSIMの設定は慣れていないと不安かもしれませんが、日本語の説明がついている会社もあるので安心してくださいね。

eSIMを提供している会社はいくつかありますが、私が日本に住んでいたときに使っていたのはHanaCell(ハナセル)です。

私が使っているのはHanaCellのeSIM

HanaCell(ハナセル)はアメリカで使えるeSIMを17年も提供している会社です。
東京にも支店があり日本人のスタッフの方も多くいるのでもちろん日本語が通じます。

HanaCellには1ヶ月未満の短期プラン用と1ヶ月以上の長期プラン用のプランがあります。
ハワイ旅行にいかれる方の多くは短期プランになるのではないでしょうか。
2024年5月現在のプランはこちらです。

1週間で$25、データは5GBも使えるのでかなりお得です!!
詳しい内容はこちらからご覧ください。

https://www.hanacell.com/phones/usa-sim.php

なお短期プランではテザリングが使えません。
eSIMを1つ契約して、複数のデバイスで使いたい場合には長期プランを契約するように気を付けてくださいね。

まとめ

日本からハワイへ旅行へ行くときにスマホでネットや電話を使えるようにする方法がいくつかあります。

  1. SIMを契約
  2. ポケットWiFiを借りる
  3. 日本の通信会社の海外プランを使う

このうちおすすめなのは1つめのSIMを契約です。
特にSIMカードがいらないeSIMが便利です。

私は自分でも使っているHanaCell(ハナセル)をおすすめしますが、各社キャンペーンなどでお得になっているタイミングがあります。
あなたが旅行に行くときに一番お得なプランを選んでくださいね。